丸亀市の屋根葺き直し工事|施工の流れと費用目安

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【結論】

葺き直し(ふきなおし)は「既存の屋根材(主に瓦)を一度取り外し→下地や防水層(ルーフィング)を新設・補修→元の屋根材を再度葺き戻す」工法です。外観や瓦を活かしつつ、雨漏りの原因になりやすい下地と防水を刷新できるのが特長。丸亀市では強い日射・潮風・台風の影響を受けるため、下地の劣化やルーフィング寿命を感じたら“葺き替えより低コストで延命”できる選択肢になります。費用目安は100〜120㎡で120万〜220万円(瓦再利用の可否・下地補修量で変動)。見積は「撤去・選別数量」「野地増し張り㎡」「ルーフィング規格」「桟木・銅線/ビス留め仕様」「役物(棟・谷・雨押え)m」「保証」を数値で確認しましょう。

第1章|葺き直しの適用可否(向くケース/向かないケース)

  • 向くケース
    • 瓦が再利用できる(割れ/反りが少なく、規格が現行形状で入手可)
    • 雨漏り原因が“下地・ルーフィングの劣化”や“棟・谷の納まり不良”
    • 外観・意匠を残したい、産廃を抑えたい、総重量を大きく変えたくない
  • 向かないケース
    • 瓦の破損・欠け・歪みが多い、旧規格で同形状が廃番
    • 野地合板の腐朽が広範囲、下地の不陸が大きい(=葺き替え推奨)
    • 金属・スレート屋根は基本的に「葺き直し」対象外(原則は葺き替え/カバー)

第2章|丸亀“ならでは”の注意(気候適合)

  • 強日射・高日照
    • ルーフィングは改質アスファルトの高耐久規格を採用、換気棟の追加で小屋裏熱を排出
  • 潮風・海塩粒子(海岸線〜約1km)
    • 谷板・雨押え・棟金物は耐食性の高い材(ガルバ/ステン)とし、切断端や留め部の防錆を徹底
  • 台風・強風
    • 棟の積み直しは耐風・耐震仕様(ステンビス/耐震金具、銅線緊結)で。全数緊結の施工基準に準拠

第3章|施工の流れ(標準フロー)

  • 現地調査・診断
    • 雨漏り箇所、瓦の再利用可否、野地のたわみ・腐朽、谷・棟・取り合いを写真と数量で可視化
  • 既存瓦の取り外し・選別
    • 割れ・歪みを除外し、再利用可瓦を保管(割れ数・再利用率を記録)
  • 既存ルーフィング撤去・下地補修
    • 野地合板の増し張り/交換(12mm目安)、不陸調整、躯体の点検
  • 新規ルーフィング敷設
    • 改質アスファルト高耐久品を全面敷設、重ね幅・立上りを規定通りに
  • 桟木・瓦桟の新設
    • 通気・排水経路を確保、釘/ビス種類・ピッチ管理
  • 瓦の葺き戻し
    • 再利用瓦+不足分は同形状新品で補充、全数緊結・耐風仕様
  • 役物・納まり
    • 棟の積み直し(耐震/耐風仕様)、谷板交換、雨押え・ケラバ処理、換気棟設置
  • 検査・引渡し
    • 通水試験、締結トルク確認、写真台帳の提出、保証書発行

第4章|費用の目安(100〜120㎡・税込)

  • 和瓦/平板瓦の葺き直し
    • 120万〜220万円(瓦の再利用率、野地増し張り㎡、谷・棟の規模で変動)
  • 代表的な内訳要因
    • 既存撤去・選別・再葺き手間:60万〜120万円
    • ルーフィング・桟木・副資材:15万〜35万円
    • 野地増し張り/交換:10万〜40万円(範囲による)
    • 役物(棟・谷・雨押え・換気棟):15万〜40万円
    • 仮設足場:15万〜25万円(外壁同時で共用可)
  • 追加になりやすい項目
    • 瓦不足の補充(同形状新品):1枚1,000〜2,500円
    • 破風板金化・雨樋交換:各10万〜30万円

比較の目安:同じ条件での葺き替えは200万〜330万円(材質次第)。葺き直しは瓦を活かせれば20〜30%前後抑えられるケースが多い。

第5章|見積書の“赤ペン”チェックリスト(葺き直し版)

  • 瓦再利用率(%)と補充枚数、選別基準
  • 野地補修の数量(増し張り㎡、交換㎡)、合板厚み(例:12mm構造用合板)
  • ルーフィング規格(改質アスファルト・製品名・JIS/メーカー規格)
  • 谷板・雨押え・棟金物の材質(ステン/ガルバ)と長さ(m)
  • 緊結仕様(全数釘/ビス留め、ピッチ、耐風基準の準拠)
  • 換気棟の有無・本数、通気経路
  • 検査項目(通水試験・締結確認)と提出物(前/工程/後の写真台帳)
  • 施工保証(5〜10年目安)と対象(漏水・飛散・役物外れ等)

第6章|丸亀市の想定事例(費用・効果)

事例A|飯野町・和瓦120㎡・雨漏りあり

  • 内容:瓦選別再利用80%、野地増し張り50㎡、高耐久ルーフィング、棟積み直し、谷板交換、換気棟2基
  • 費用:198万円
  • 効果:漏水根治、夏季小屋裏温度の低下(体感)、台風時の棟バタつき解消

事例B|柞原・平板瓦100㎡・経年劣化

  • 内容:瓦再利用90%、野地補修軽微、高耐久ルーフィング、雨押え新設
  • 費用:156万円
  • 効果:防水性能回復、外観維持、産廃削減

事例C|川西町・和瓦110㎡・谷からの浸水

  • 内容:谷板ステンに交換、瓦再利用85%、棟耐風仕様、換気棟追加1基
  • 費用:172万円
  • 効果:谷部の再発抑制、小屋裏湿気改善

第7章|専門家コメント

  • 「葺き直しは“瓦を活かして防水・下地を最新化”できる合理的な選択。再利用率とルーフィング規格、棟の耐風仕様が品質の肝です。」
  • 「丸亀の潮風域では谷・雨押え・棟金物の材質指定が重要。端部の防錆や切断面シールまで見積に落とし込みましょう。」
  • 「見積に“数量(m・㎡・枚)と規格”が揃う会社は現場管理が安定します。“一式”中心は比較困難でリスク高。」

第8章|FAQ(よくある質問)

  • Q1. 葺き直しと葺き替え、どちらが良い?
    • A. 瓦が健全で再利用でき、下地補修で解決できるなら葺き直しがコスパ良。瓦不良や下地広範腐朽は葺き替えが確実。
  • Q2. 工期の目安は?
    • A. 100〜120㎡で5〜10日(天候により変動)。
  • Q3. 台風時期でも可能?
    • A. 原則避ける。実施する場合は養生・順延条件・締結確認を厳格に。
  • Q4. 火災保険は使える?
    • A. 風災・飛来物被害が原因なら対象になり得る。被害写真・見積・報告書を準備。
  • Q5. 将来のメンテは?
    • A. 2〜3年ごとの点検、台風後のスポット点検。棟や谷の金物・シール劣化を確認。

第9章|今日からできる準備チェックリスト

  • 瓦の割れ・反り、棟の歪み、谷の錆/穴、室内雨染みを撮影
  • 過去の修繕履歴・漏水履歴を整理
  • 同一仕様で3社に見積依頼(再利用率・ルーフィング規格・野地増し張り㎡・役物材質・保証を固定)
  • 見積の「数量・規格・緊結仕様・検査・保証」を赤ペンチェック
  • ベストシーズン(3〜6月/10〜11月)に合わせ工程表と順延条件を契約に明記

第10章|株式会社 彩工業

事務所概要

所在地:〒763-0054 香川県丸亀市中津町379-1
電話番号0800-8080-416(フリーダイヤル)
受付時間:9:00~18:00(年末年始、GW、お盆、祝日、土日を除く)
公式サイトhttps://www.irodori-k.com/
対応方法:Zoom・電話・来所

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